皮膚悪性腫瘍

③ 皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)

皮膚悪性腫瘍とは

皮膚悪性腫瘍とは皮膚にできる癌や肉腫(がん)のことです。

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の原因

紫外線や外傷、放射線、瘢痕、ウイルス感染などの関連が考えられていますが、はっきりした原因がないことが多いです。

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の症状

  • 皮膚に膨らみができる

    皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)ができると皮膚が膨らんでくることがあります。

  • 易出血性、治りが悪い皮膚潰瘍

    皮膚がジュクジュクして治らず出血を伴うことがあります。

  • 腫瘤の急速な増大

    皮膚または皮下にできた膨らみが急速に大きくなります。

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の診断

治りが悪い皮膚潰瘍や、急激に大きくなるしこりなどが体にある場合、お近くの形成外科や皮膚科を受診して下さい。そこで皮膚がんの疑いがあれば、当科に紹介状を持って受診して下さい。当科では出来物の一部を切り取って調べることがあります。
リンパ節や他の臓器への転移する可能性があればCTやMRIやPETなどの画像検査を行うことがあります。

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の治療

当科では皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)を切除する手術を行っています。
転移していない皮膚悪性腫瘍の治療では手術を行うことが多いです。手術で皮膚悪性腫瘍を切除した後、欠損が小さい場合は縫い縮め、大きい場合は皮膚移植や皮弁形成などを行います。

その他の治療としては抗がん剤を投与したり、放射線を照射したりすることがあります。

治療後は再発や転移の有無を確認するために、定期的に外来通院し、X線検査やCT検査、MRI検査などの画像検査を必要に応じて行います。

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